2014年5月20日火曜日

「まだやってますか?」の一言から。

2週間ぐらい前のことです。
初老と思われる女性からの電話がありました。
受話器を取ると、「まだやってますか?」との問い合わせです。
・・・・・????。
頭に血がのぼるのをぐっとおさえて「ハイ、やってます」と答えると、
「〇〇日に部屋をお願いします。ツインルーム3つ」の予約をいただきました。

名前を聞くとなんとなく覚えのある名前です。
ひょっとするとリピーターさん?

名前を頼りに宿泊者リストを検索すると、10年ほど前に車いす「たま障」のご主人と一緒に宿泊されたお客様である事が判りました。
そして、そのご主人が帰り際に「俺は埼玉の連絡所になるからね」といっていただいたことを思い出したのです。


埼玉の連絡所から来られたお客様と妻です。

そのご主人の四十九日。
北海道の実家で納骨を済ませた後、親しくしている友人の皆さんと一緒に宿泊いただいたのです。

「主人が懐かしがってたの」、「ちゃんとやってるか見に来たの」「儲けなくっちゃだめよ、儲けなくっちゃ」と、奥さん。
「まだやってますか?」は当館のことを元気でやってるか、と心配しての言葉だったのです。




お友達は皆さん元気な「いち健」さんでとてもフレンドリー。当館のことをよくご存じです。
まさに「埼玉の連絡所」からのお客様でした。
亡くなったご主人の冥福を祈るばかりです。





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