2013年10月20日日曜日

熊だ!熊だ!ヒグマを見たぞ!!

いつかはいつかは、と期待しつつ15年。

2013年10月17日午後4:00ごろにその時を迎えました。
黒々とした四本足の動物が車道から森の中に分け入ろうとする瞬間を見たのです。約20メートル先でです。
場所は屈斜路湖畔仁伏の里をちょっと過ぎたあたり。

犬かな、キツネかなと思いましたが、歩く姿はそれらとまるで違います。
頭を低くして顔を正面に向け、太い足でゆっくりと歩く姿は熊そのもの。

地元では熊の話が良く話題となります。軽の貨物自動車を発進させようとしても動かない。ふと振り返れば熊が荷台を押さえていたとか、山道を歩いて子鹿が転がり落ちてきた。山頂を見上げると熊が顔を出してこっちを見ていた、とか。

話は面白可笑しく語られているとは思いますが“一度は見てみてみたい、但し危険のないの範囲で・・”と、願うのは私だけではないと思います。
そして、この大自然の中、熊と同じ空気を吸って生きていることに鳥肌が立つぐらい感動するのも私だけではないと思っています。

皆さんいかがでしょうか?


2013年10月16日水曜日

これぞUDのホテルだ。 アーッ英会話!!

ある日のお客様風景。

 タイからお子様2名を含む家族5名、
 イギリスから高齢の女性2名と男性1名、
 インドネシヤとオーストラリアから各1名、(北大の留学生)
 日本からは、
 視覚「たま障」の家族3名、
 車椅子「たま障」を含む仲良しグループ5名、
 それに、60代の男性1名。

 これぞまさしく理想のUDホテル。
 風曜日も国際的になったものだ。
リピーターさんに感謝・感謝

 「言葉は通じたの」、と問われるとチョットつらい!
 駆使するはブロークン英語。理解不能の時はついYESと答えてしまう気持ちの弱さ。


 60代の男性はリピーターさん。
 英国生活の経験あり。
 しどろもどろの会話に見かね、通訳の申し出あり。
 流暢な会話に万事ことなきを得る。
 帰り際「面白い体験ができた」「また何かあったら呼んで・・」といって次の目的地へ出発された。

ウーン、いつまでもお客さんに頼ることはできない。
よし!今年の冬は英会話だ!!
スピードラーニングだ。

アレ! スピードランデイングだったかな??



2013年10月12日土曜日

愛宕社建立10周年 つづき・・

 ホテル風曜日創業15周年記念祭と愛宕社建立10年祭が6月23日に開催されました。
本宮である京都愛宕神社からは宮司をはじめ5名が、地元や札幌、神奈川からもわざわざ来ていただいたお客様を加えると総勢17名の参列があり、儀式は午前10:00から粛々と行われたのです。

 宮司の「祝詞」が読み上げられる中、「笛」や「笙」の音色が聞こえてくると、何か別な世界に引き込まれたような気になるのは私だけではないと思います。

 神様がこの世に存在するかは良く判りません。が、不思議なめぐり合わせで、当館の森の中に「愛宕社」として現存しているのです。
 何故このような「社」が建立されたか、10年経った今でも言葉や文章などで解説することはできません。近頃ではそんなことはどうでもいいことではないか、と思うようになっています。

 創業15年、いろいろな事がありました。心がポッキリと折れそうになったこともあります。今ではこうして多くの人々に見守られ、10年祭を迎えられたことに感謝しております。

 宮司からは「今回の10年祭で私が来るのは最後だ。後は三木さんに任せます」という申し出がありました。
 毎月23日を「愛宕社の日」として定め、私一人でもお祝いをしょうと思っています。

 当館の東側、赤い鳥居が目印です。
心に帰する方は、どうぞお参り下さい。

2013年10月8日火曜日

風曜日奮闘記その(9) 夢は摩周湖のほとりから

独立へのギアチンジ(1) ~45歳ぐらいまで。

まだやる気10%

 ここまで来た。一応資金調達の目安がたった。僕はやるで。
男だ!俺は絶対にやるんだ。やるっきゃない。
でも「このままサラリーマンを続ければ・・」、「また~ッ!いい格好しちやって・・」というような声もどこからか聞こえてくるのです。

・・・・どうして決心したか、ですって?・・・

 サラリーマンを続ける中、もっとやりたいことがあるんじゃないか、そんなことをバクゼンと考えていました。ところがこれといったものが見つからず、ダラダラと時間がすぎるばかり。
 きっかけを掴んだのは、妻の旅行にサポーターとして同行した時のことです。
 ある日、帰宅すると妻から一つのことを提案されました。
「ねえ、私と一緒にニュージーランドに行かない?「イルカと遊ぶの。楽しいと思うわ」
 突然の話に
 「NZへ! イルカと会いに? なぜ?」と思わず聞き返しました。
 妻はある福祉施設から「たま障」の旅のサポートを頼まれたらしいのです。
 「で、僕が行って何か役に立つの?」と聞き返すと、
 「このところ体調が悪く、旅行が心配なのよ。だから私をサポートして!」
       ・・・・・・・・・・・・・・・・
出発の日の夕方、羽田空港内の集合場所に着くとすでに大勢の参加者が集まっていました。参加者の中には、車いす「たま障」や、それをサポートする若い女性も多数いて、やたら華やいでいるのです
 出発式。偉い人の挨拶を人ごとのように聞いていましたが、突然初老のご婦人から声をかけられました。
 「あの・・、お願いがあるんすけど。もし良かったら手伝っていただけませんか?」
 「うちの娘は体重があり、この年で車いすを押すのは辛くなってしまって・・」
 ふと見ると車いすの娘さんが恥ずかしそうに会釈をしている姿が見えます。
 「エッ! 私が車いすを押すの。やったことない!」

妻の介護の積もりで参加した旅が、何か変な方向に向かい出したのであります