2015年3月18日水曜日

風曜日奮闘記 その21「夢は摩周湖のほとりから」

いよいよ営業スタート。NO1.

開業から2年間ぐらいは、天地がひっくり返る様な毎日が続きました。フロント業務の他、納入業者や旅行代理店との打ち合わせ、取材や視察・見学者への対応、加えて日常業務(ゴミ捨て、買い物、送迎など)が次々と波のように押し寄せてくるのです。
サラリーマン生活28年もの間に身に付いた習慣は、急に変えることなど容易ではありません。
17時になると一日の仕事を終えた気分になったり、電話口では以前の会社名を名乗ったり、急に物が動きだす様な幻想に襲われたり、もう何をやっているかも判らない状態でした。

そんな中、背中をバーンと押されるような手紙やFAXが送られてくる様になったのです。

ある「たま障害」からの手紙
前略
先日はパンフレット送付していただき有難うございました。実際に旅行する運びとなると早くても来春、あるいは秋のなると思いますが、今わくわくしながらプランニングを始めたところです。実は本旅行に乗り気のメンバー達は、インターネット上で知り合った、時々各地でオンラインミーティグを楽しんでいる仲間です。
ほとんどが筋ジス、脊損、頚損、聾といった障害者である上、ベンチレーター使用の件などの事情もあり、宿泊、移動、観光等の面で身体の事を配慮したプランを作ろうと考えています。
当方北海道の事情にはうとく、今後何かと相談するかもしれません。
まだまだ日時も場所も何も具体的ではありませんが、飛行機の便と諸々の物理的事情を考えると「風曜日周辺が第一候補」という点では一致をみています。
何かありましたら、よろしくお願いいたします。
では、お礼まで。
・・・・こんな手紙をもたったら、忙しさにかまけている場合ではないよな・・・・。

次回へつづく。


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